9月28日(土)
午前4時00分バスの中で起床すると、御嶽山の登山口である田の原駐車場であった。駐車場は標高2180mで御嶽の7合目にあり、 普通車で100台以上、大型バス数十台駐車可能な広さで、しかも無料である。外に出ると晴天で満天の星が輝いていた。気温は3度であった。 ここで洗顔、朝食を済ませ、登山の準備体操をして、5時に出発した。ヘッドライトが必要であった。登山道入口から平坦 な砂利道を600mほど歩いていくと、 15分程で御嶽頂上奥宮遥拝所に到着した。御嶽頂上まで登れない人はここでお参りすることができる。ここでご来光を待った。 天候に恵まれたので、遥拝所で30分ほど待つと八ヶ岳の裾野からご来光があった。景色を十分楽しんで、5時45分出発した。
6時に大江大権現に到着した。大江大権現は標高2285mにあり、明治初年までは女性の登山はここまでしか認められていなかった。
王滝頂上遠望。
八ヶ岳連峰の隣に遠く霧ヶ峰が見える
雲海に八ヶ岳連峰が島のように浮かぶ
早朝の気温が低いので霜柱ができていた。
出発地の田の原駐車場遠望。
八合目にて。
6時55分に標高2530mの八合目石室に到着。
7時20分に標高2625mの富士見石に到着。ここから富士山が見えるらしいが雲海に隠れて見えなかった。
まるで墨絵のように美しい雲海と山並み。
7時50分に標高2700mの一口水という水場に到着。雪渓もほとんど残っていないので、水の一滴が貴重であった。登山道の途中の水場はここだけである。
8時00分に九合目石室に到着した。
8時40分に標高2936mの王滝口頂上山荘に到着した。
王滝頂上にて
遥拝所でご来光のため、30分待ったので、田の原登山口から王滝頂上まで3時間10分要した。
剣ヶ峰遠望
王滝頂上で20分休憩して剣ヶ峰に向かった。
王滝頂上からの富士山遠望。手前に中央アルプス、次に南アルプス、そして富士山が見える。
王滝頂上の御嶽神社頂上奥社。
王滝頂上から剣ヶ峰に向かってすぐに、大御神火祭に関連したオブジェの「まごころの塔」がある。
八丁ダルミにある大御神火祭場。ここで盛大な火祭りが行われる。
9時35分に標高3067mの剣ヶ峰に到着。王滝頂上から35分要した。
剣ヶ峰には御嶽神社頂上奥社本宮がある。
二の池、北アルプスを背景に剣ヶ峰にて。
剣ヶ峰からの中央アルプス、南アルプスそして富士山。
剣ヶ峰から手前乗鞍岳、奥に槍ヶ岳と穂高が見える。ここからの槍ヶ岳は穂高岳の左に見える。
剣ヶ峰から見た笠が岳。隣は水晶岳か。
槍ヶ岳と穂高連峰。
剣ヶ峰からみた二の池と二の池本館
剣ヶ峰を9時35分出発して10時25分二の池に到着した。湖畔から見た二の池は雪渓が少なくなって水の量も少なくなっていたが、 蒼い水を湛えていた。標高2905mと日本で一番高所にある池である。
剣ヶ峰から二の池を経由して黒沢登山道を下り、11時00分に標高2800mにある石室山荘に到着した。黒沢登山コースでは九合目にあたる。
九合目付近の山の紅葉。
12時10分に標高2470mの女人堂に到着。黒沢登山コースでは8合目にあたる。
13時15分に標高2180mの行場山荘に到着。黒沢登山コースでは7合目にあたる。
行場山荘から15分で標高2150mにあるロープウェイの飯森駅に到着。剣ヶ峰から3時間30分近く要した。
ロープウェイ飯森駅屋上から見たから見た御嶽山。左から剣ヶ峰、摩利支天、継子岳。
ロープウェイ10分程で山麓駅に到着。そこからバスで御嶽明神温泉「やまゆり荘」へ行き、登山の汗を流した。その後、 寝覚ノ床を見学して、中央自動車道、名神高速道路経由で、なんばに21時40分に到着した。今回の山旅は天候に恵まれて幸運であった。
【連絡先】 御嶽ロープウェイ 連絡先0264-46-2525 御嶽明神温泉「やまゆり荘」 連絡先0264-44-2346