白馬蓮華登山

(1989年7月)
1989年7月22日大阪を夜行バスで出発。途中白馬駅前に寄って、雪渓を歩くためのアイゼンを借りた。 白馬岳頂上の山小屋で返却すれば良いとのことである。 猿倉バス停に到着いよいよ登山開始だ。 今回は白馬槍ヶ岳、白馬岳から白馬大池を通り蓮華温泉まで行く。

地図

1〜2日目(7月23日)

 
猿倉
夜行バスで大阪を出発して早朝に猿倉に到着した。ここから白馬岳へのコースは普通は大雪渓を登っていくのだが、今回は温泉に入るのを楽しみに 鑓温泉小屋を目指した。
登山(1)
登りはじめは雑木林でいたるところに水が流れ出ていて休憩の楽しみになった。
登山(2)
水芭蕉が美しい。
雪渓(1)
2時間ほど行くといきなり雪渓が現れ、アイゼンが役に立った。鑓温泉小屋に行くまで雪渓は続いた。
鑓温泉小屋(1)
猿倉から4時間かかって鑓温泉小屋に到着した。小屋はまわりを雪渓で囲まれていた。本日は余裕を持ってここに泊まる。
鑓温泉小屋(2)
鑓温泉小屋は標高2,100mに位置する山上の温泉が人気の小屋です。
収容人数150名。
温泉(1)
鑓温泉小屋の直ぐ下に露天風呂があり、部屋からもよく見える。脱衣場もあり女性も入浴できる。日本一高いところにある温泉です。
温泉(2)
丁度遙か下界は夕立で雷が鳴っていたのを雲上の風呂からそれを眺めていた。最高の気分であった。

3日目(7月24日)

ご来光(1)
ご来光を風呂から拝もうと朝から入浴。
ご来光(2)
天気もよくみごとなご来光を見ることができた。
小屋外観
鑓温泉小屋はまわりを雪渓に囲まれている。
登山(3)
鑓ヶ岳を目指して出発。かなり急な登り坂。雪渓がいたるところに残っている。
登山(4)
残雪の白馬鑓ケ岳を背景。
雪渓と花畑(1)
雪渓とお花畑。
雪渓と花畑(2)
ミヤマオダマキ
分岐
山の稜線に到着。南は唐松岳、北は白馬岳へ。
後立山連峰
稜線から見た眺望。
鑓ヶ岳頂上
鑓ヶ岳温泉を出発して3時間。やっと鑓ガ岳頂上に着いた。標高2903mである。
白馬岳頂上
鑓ガ岳から稜線に沿って1時間40分で村営頂上宿舎に着く。更に40分で白馬岳頂上(2932m)に到着した。
三国境
白馬岳頂上から三国境までの稜線を歩いているといきなり夕立に襲われた。雨は下から吹き上げてきて靴はびしょびしょ。 落雷は背の高い人の確立が高いとの話に全員身をかがめて歩いた。夕立は20分ほどで止んだ。三国境は富山、長野、新潟の県境です。
白馬大池山荘
三国境から小蓮華山(2769m)を越えて白馬大池山荘まで1時間40分の下りである。途中ハイ松の中から雷鳥が現れ 我々の前を歩いていた。この頃からガスが立ちこめ、まわりが全く見えなくなった。道だけがかろうじて見える程度。大池山荘の人の声は聞こえるが 山荘の姿は見えない。ちょっと焦っていたら、いきなりガスが消えて目の前に山荘が現れた。鑓温泉小屋から8時間要した。

4日目(7月25日)

白馬大池
翌朝は良い天気に恵まれた。山荘の隣に白馬大池がある。美しい池である。
天狗の庭
大池山荘の周りはテントを張っている人が多い。大池山荘を出発し蓮華温泉まで1時間50分の下り。 途中に日本庭園のように岩と風雨に晒された老松の調和の美しい天狗の庭がある。
黄金の湯
蓮華温泉は蓮華七湯と呼ばれ、七種類の泉質をもつ湯が沸いている。現在はロッジ内の総湯と露天風呂の黄金の湯、仙気の湯、薬師湯、三国一湯の五湯しかない。
薬師の湯
ゆっくりと温泉につかり登山の疲れをとって、大糸線平岩駅までバスで1時間20分。そのまま大阪に帰った。
【宿泊先】
 7/23 鑓温泉小屋    連絡先0261-72-2002 
 7/24 白馬大池山荘   連絡先0261-72-2002