丹沢山縦走
(2015年5月)
新大阪駅PM9:30発ツーリストのバスに乗り夜行で丹沢山に向かう。今回は丹沢山縦走を行う。


丹沢山登山map

5月22日(金)〜23(土) 

秦野戸川公園
大阪21:30発の夜行バスで名神・東名高速を乗り継いで大井松田ICから高速道路を降りて県立秦野戸川公園の駐車場に午前4時前に到着した。4時30分までバスの車中で仮眠をとった。
公園トイレ
4時30分に起床した。駐車場は広く、公園内には素晴らしいトイレが設置されていた。
吊り橋
公園は広大な広さで、登山前の足慣らしに散策をすると、「風の吊り橋」と名づけられたきれいな吊り橋があった。
出発
朝食後、準備体操をして午前5時40分に出発した。
登山ガイド
丹沢大山国定公園の掲示板前で現地ガイドの原さんが登山ルートを説明してくれた。原さんはNHKの日本百名山で至仏山のガイドをされた方である。
塔ノ岳登山口
公園駐車場から道路を歩いて10分程で塔ノ岳登山口に着いた。
針葉樹林
登山道は最初は針葉樹林帯である。
広葉樹林
10分程登ると広葉樹林体帯となる。登山道はよく整備されている。
大倉尾根標識
登山道は大倉尾根ルートを登ってゆく。大倉尾根の標識が設置されている。大倉尾根の場所を特定するのに役立っている。
大倉高原山の家
出発して60分で大倉高原山の家に到着した。ここは標高590mである。まだ営業していなかった。
大観峰標識
大観峰からは秦野市、平塚市そして相模湾が見渡せた。
市街遠望
7時05分雑事場の平(標高600m)に到着した。
ブナ大木
雑事場の平からすぐに見晴茶屋(標高610m)に到着。テラスで宿泊者がコーヒータイムを取っていた。
駒止茶屋
見晴茶屋から45分で駒止茶屋(標高890m)に到着した。まだ営業していないようである。
スミレ
登山道脇にタチツボスミレ(
堀山の家
8時30分堀山の家(標高960m)に到着した。営業中である。
富士山
樹木の間から富士山が見えた。富士山は白い雪に覆われていた。
ヤマツツジ
赤い色のヤマツツジ(山躑躅)が咲いていた。
登山道登り
登山道はよく整備されているがキツイ登りがある。
花立山荘
9時40分花立山荘(標高1300m)に到着した。登山口から4時間経過した。
花立からの富士山
花立山荘からの富士山
天城隧道標識
登山道わきの花 ニガナ?かな
踊子歩道標識
丹沢山系に多いトウゴクミツバツツジ
二階滝
トウゴクミツバツツジは葉が名前の通り三枚のつつじである。色はピンク。
金冷シ
10時10分金冷シ(標高1360m)に到着した。
マムシ草
マムシ草。丹沢山系でよく見かけた。秋には赤い実をつける。
塔ノ岳頂上
10時30分ついに塔ノ岳山頂(1491m)に到着した。出発から4時間40分経過した。
蛭が岳眺望
塔の岳から右に丹沢山、左に蛭が岳を眺望した。
尊仏山荘
塔ヶ岳山頂にある尊仏山荘。定員150名で5月と10月の週末は混雑するそうだ。山荘から5分下ったところに「不動の清水」という水場がある。
富士山眺望
塔ヶ岳山頂からの富士山。山頂では25分休憩をして、眺望を楽しんだ。
シロヤシオ 
丹沢山系でよく見かけるゴヨウツツジ(シロヤシオ)。葉が5枚ある
シロヤシオ2
白い清楚な感じのツツジである。
スミレ
登山道わきに咲くスミレ。
日高分岐
11時30分日高分岐に到着した。
ミヤマキンポウゲ
登山道のわきに咲くミヤマキンバイ(深山金梅)。
竜が馬場1
11時45分に竜が馬場(標高1504m)に到着。
竜が馬場2
竜が馬場の山頂は笹に覆われた広場である。
蛭が岳眺望
蛭が岳が遠望できた。
丹沢山石の標識
12時20分ついに丹沢山頂上(標高1567m)に到着した。出発して6時間40分経過した。標準時間は4時間40分だそうで、ずいぶんゆったりしたペースで登ってきた。花崗岩の標識があった。
丹沢山頂上で
日本100名山の丹沢山頂上で記念撮影。
みやま荘
丹沢山頂上にあるみやま荘。定員30〜40名のこじんまりした山小屋である。水場はない。ここでスポーツドリンク(500ml)を買ったが、500円であった。丹沢山系の山小屋ではどこもこの値段である。頂上で25分眺望を楽しんだ。
枯木
山頂は温暖化のためかブナの枯木が目立った。
不動の峰 
13時45分不動の峰(標高1614m)に到着。
コイワザクラ
登山道のわきにコイワザクラ
棚沢の頭
棚沢の頭(標高1590m)に13時55分到着した。
バイケイソウ
バイケイソウ
マイズルソウ
登山道のわきに咲くマイズルソウ(舞鶴草)。
蛭が岳遠望
蛭が岳遠望。あと少し。
とぐろの枯木
とぐろを巻いた枯木があった。
ダム遠望
遠く宮が瀬ダムと相模原市街が見渡せた。
鬼が岩の頭
14時25分鬼が岩の頭に到着した。蛭が岳までの最後の岩場である。
蛭が岳遠望
14時50分ついに蛭が岳頂上に到着した。出発して9時間10分経過した。
蛭が岳山荘
頂上にある蛭が岳山荘で宿泊。定員81名のところ90名以上が宿泊することになり、布団1枚に二人寝ることになった。掛け毛布は一人一枚ある。 夕食はレトルトのカレーライスで、発泡スチロールの器に入れて食べる。らっきょ、佃煮、パイナップルは食べ放題である。 この山荘では水は貴重で飲料水以外は雨水を利用している。トイレは男女兼用で3つしかなく、キツイところである。 山荘からの景色は非常によく、関東平野を一望できる夜景はすばらしい。

5月24日(日)

日の出前
蛭が岳頂上からみた丹沢山系の朝焼け。
丹沢の山並み
丹沢山系の山並みと湧き上がる雲。
昨日のコース
塔ノ岳から丹沢山そして蛭が岳までの昨日歩いた縦走コース。
富士山遠望
蛭が岳から見た富士山。
準備体操
5時00分に朝の準備体操。
出発
5時15分出発。登山道は下りが続く。
富士山
蛭が岳下山途中からの富士山。
地蔵平
5時20分地蔵平(標高1320m)に到着。
原小屋平
6時30分原小屋平(標高1320m)に到着。以前山小屋のあった場所。10分ほど下ったところに水場があるようだ。
姫次
7時00分に姫次(標高1410m)に到着。
姫次からの富士
姫次から見た富士山。
蛭が岳遠望
姫次から見た蛭が岳。
姫次で撮影
姫次で富士山を背景に撮影
八丁坂の頭
7時20分八丁坂の頭分岐(標高1343m)に到着。
モノレール
姫次から八丁坂の頭間は東海自然歩道の一部で補導補修用の資材を運搬するためのモノレールが設置されていた。
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ(銀竜草)。
ギンラン
ギンラン
フタリスズカ
フタリシズカ
広葉樹
登山道は針葉樹と広葉樹が交互に現れる豊かな自然のコースで、多くの種類の野鳥のさえずりが耳に入った。
林道の合流点
9時05分林道との合流点に到着した。ここから林道を歩いた。
侵入禁止ゲート
林道の進入禁止ゲート。
青根公衆トイレ
9時50分上青根に到着。きれいなトイレが設置されていた。
ここから道路を歩いて、東野バス停前に行き、そこからバスで道志川温泉「紅椿の湯」で登山の汗を流し、道志川道の駅「どうし」に寄って土産を買い高速自動車道で大阪に20時帰ってきた。今回の山旅は天候に恵まれ、景色も楽しめて、価値あるものであった。

連絡先
蛭ヶ岳山荘            TEL 090-2252-3203
道志川温泉「紅椿の湯」    TEL 0554-20-4500
道の駅「どうし」          TEL 0554-52-1811