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大阪駅PM9:30発のバスに乗り名神・北陸自動車道で立山ICまで行き、立山アルペン村で朝食、登山の準備を整えて
薬師岳登山口の折立を目指した。有峰林道のゲートが開くのが午前6時00分だからそれに合わせてアルペン村を出発した。途中4,5か所で工事中の片側通行があり、折立に到着したのは6時45分であった。 |
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折立駐車場には約10台程度の車が停車していた。有峰林道ゲートで待機していた車である。駐車料金は無料で約100台が駐車可能である。登山口に向かって左手に折立休憩所が、右手にはトイレがある。 |
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休憩所前で登山の準備体操をして、7時00分出発した。現地ガイドはNHK日本百名山蓼科山編に出演された鈴木さんであった。 |
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出発してすぐに、昭和38年1月愛知大学山岳部員13名が吹雪で遭難死したのを悼む慰霊碑があった。心が引き締まる思いであった。 |
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登山道は急峻で展望がきかない道が続いた。途中三等三角点(1870m)から薬師岳を見たが、ガスのため裾野しか見えなかった。 |
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折立から太郎平までは距離を示す掲示板が設置されていた。 |
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三角点を過ぎると道はなだらかな斜面となり、展望も開けた。 |
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折立を出発して3時間30分で五光岩ベンチに到着した。広いベンチが設置されており休憩ポイントである。 |
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石畳の道や木道が多く整備されたなだらかな道を進むと50分ほどで太郎平に到着した。 |
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折立から4時間25分で太郎平に到着した。ここは北アルプスの最奥の地、黒部源流探索の拠点で、
薬師岳・水晶岳・雲の平など黒部源流の山々を一望できるところです。残念ながら今日はガスのため見ることはできません。 |
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太郎平小屋は収容人数150名の山小屋。有料トイレの手前に水場があった。
常時放流しておりペットボトルに詰めた。おいしい水であった。 |
折立から太郎平までに咲いていた花々 |
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コイワカガミ(小岩鏡)。 |
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マイズルソウ(舞鶴草)。 |
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ツマトリツウ(褄取草)。 |
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ニッコウキスゲ(日光黄萓)。 |
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オンタデ(御蓼)。 |
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チングルマ(稚児車)。 |
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ミツバノバイカオウレン(三葉の梅花黄蓮)。 |
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ヨツバシオガマ(四葉塩釜)。 |
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コバイケイソウ(小梅尅吹j。 |
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コメツツジ(米躑躅)。 |
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イワイチョウ(岩銀杏)。 |
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ヒメシャクナゲ(姫石楠花)。 |
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ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)。 |
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キヌガサソウ(衣笠草)。 |
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ミネズオウ(峰蘇芳)。 |
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アカモノ(赤物)は別名イワハゼ(岩櫨)という。 |
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ゴゼンタチバナ(御前橘)。 |
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太郎平から薬師峠を目指した。ほぼ水平な木道が整備されていた。 |
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薬師峠は太郎平より35m程標高が低いところにある。薬師峠に向けて下ってゆく。 |
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前方に薬師平に続く沢の雪渓が見える。 |
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太郎平から20分で薬師峠に到着。ここはキャンプ場になっており、管理は太郎平小屋が行っている。バイオトイレ完備。水は薬師平からの沢の水が豊富にある。 |
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薬師峠から薬師平へは、沢を登ってゆく。 |
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沢には雪渓が多く残っていた。 |
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アイゼンまでは必要なかったが、注意して雪渓を登った。 |
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薬師峠から40分で薬師平に到着した。ケルンが設置されていた。 |
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薬師平より黒部源流の山々が見えた。黒部五郎岳。 |
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中央手前に雲ノ平、その後ろに三俣蓮華岳。その左かすかに奥穂高、そして尖っているのは槍ヶ岳。 |
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薬師平からなだらかな稜線を50分で薬師岳山荘に到着した。折立から休憩も含めて6時間40分要した。 |
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薬師岳東斜面には4つのカールがあり、国の特別天然記念物に指定されている。 |
太郎平から薬師岳山荘までに見た花々 |
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リュウキンカ(立金花)。 |
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ミズバショウ(水芭蕉)。 |
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ショウジョウバカマ(猩々袴)。 |
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ハクサンイチゲ(白山一華)。 |
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タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子)。 |
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アオノツガザクラ(青の栂桜) |
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薬師岳山荘に荷物を預け軽装で薬師岳頂上を目指した。頂上の祠と頂上標識。祠の中には薬師如来の像が祀られている。。 |
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15時00分薬師岳山頂に到着。薬師岳山荘から70分要した。残念ながらガスのために眺望はなかった。さらに残念なことにカメラの電池切れで恒例の頂上標識との写真が取れなかった。標識が撮影できただけでも良かったと自分に言い書かせて頂上を後にした。薬師岳山荘まで50分の下りであった。 |