大阪を夜行バスで出発して、上高地バスターミナルに早朝着いた。
紅葉の時期なので登山客が非常に多い。涸沢から奥穂高岳に登り、岳沢から河童橋に戻ってくる計画である。![]() ![]() |
1〜2日目
早朝5時頃上高地に到着した。バス待合所で朝食を食べてしばしの休憩をとる。紅葉のシーズンで登山者は多い。直ぐに出発した。 梓川風景
上高地バスターミナルから明神橋を経て2時間で徳沢園に着く。キャンプ場があり、水も豊富でトイレも綺麗です。(都会の公園を思い出す) ![]()
徳沢園を出てしばらく行くと新村橋につく。左に曲がって梓川を渡ると涸沢へのパノラマコースだが、今回はなだらかな横尾谷から登ることにして、右に曲がる。1時間10分で横尾山荘に到着。ここにもキャンプ場があり、水も豊富である。 ここで水を補給する。 ![]()
横尾山荘からは涸沢、槍ヶ岳、蝶が岳への3つのコースがある。今回は山荘を出て直ぐの分岐の涸沢に向かう。
横尾谷に沿って登るので、水が流れていて涼しく気持ちの良いコースである。流れる水は綺麗だが飲み水としては使えないので注意。 本谷橋を渡ってしばらく行くと視界が開ける。ナナカマドが綺麗に紅葉している。 ![]()
横尾山荘から3時間で涸沢ヒュッテに到着。穂高連峰の岩と紅葉の眺望が美しい。 涸沢ヒュッテ前で昼食
穂高岳山荘を目指して出発。涸沢ヒュッテが眺望できた。 岩場混じりの尾根状の道のザイテングラードは巨岩が点在する。 涸沢ヒュッテから2時間30分で穂高岳山荘に到着した。かなりきつい登りであった。穂高岳山荘は、白出ノコルに建てられていて風力発電が有名である。
3日目
朝3時半頃から周りが起き出し、ヘッドライトを点灯して準備を始める。山荘は紅葉のシーズンであり超満員で、 朝食を取るにも列をなしていた。4時に起床し6時には山荘を出発した。残念なことに外は雨。視界2メートル程度。 山荘を出て直ぐ岩場があり、上高地の景観を下に見ながら登るはずであったが、 前を歩く人がやっと見える程度である。きつい岩場を登って50分。奥穂高岳(3190m)の頂上に到着。 吊尾根は岩場の道で左右は切り立っており道幅が狭い。集中して歩かないと道を踏み外したら大変。 1時間20分で紀美子平に出た。ここから前穂高岳まで1時間程度で往復できるが、 雨で視界も効かないので取りやめた。岳沢から前穂高岳への登山道は今田重太郎さんによって拓かれた。この登山道を重太郎新道という。 今田重太郎さんは穂高岳山荘の経営者で、奥さんと娘さんの助けを得てつくられた。娘さんの名前が紀美子であった。紀美子平は奥穂高岳と前穂高岳の分岐である。 重太郎新道を2時間30分下ると岳沢ヒュッテに到着する。ここもきつい下りである。 岳沢ヒュッテまで下りると雨は止んでいた。ここから河童橋までは緩い下りで2時間。木立の中をゆくという感じである。 無事登山は終了。梓川でしばし遊んで、帰阪する。上高地バスターミナルからのバスは超満員で並んでもなかなか乗れなかった。仕方ないのでタクシーに乗って、新島々まで出た。 タクシーに乗っても、4人乗るとバスの料金とそんなに変わらない。
【宿泊先】 穂高岳山荘 連絡先 0578-2-2150