鳥海山

(2016年7月3日)

東北3座登山の2日目は鳥海山です。生憎の雨ですが天候の回復を期待して登ります。
                     


鳥海山登山地図
 
鉾立駐車場トイレ
大平山荘からバスで15分程で鉾立駐車場に到着した。鳥海山の五合目に当たり、ここには鉾立山荘とビジターセンター(売店と食堂)、公衆トイレがある。。 鳥海山への登山コースは、この象潟口コースの他に湯の台コース、矢島口コースなどがある。鳥海山は山形県と秋田県に跨る標高2236mの活火山で、美しい山容から出羽富士とも呼ばれる活火山である。 天気はあいにくの雨である。
登山口出発
準備体操を終えて、5時00分に出発した。登山道は石が敷き詰められた穏やかな道である。
東風荘
出発してすぐにTDKの厚生施設である東雲荘があった。
鉾田遠望
登山道から振り返ると鉾立駐車場が見えた。
白糸の岳
白糸の滝が見えた。
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)。
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ(御前橘)。
石階段の登山道
石畳の階段で登山道はよく整備されている。
オトギリソウ
オトギリソウ(弟切草)。

マルバシモツケ
マルバシモツケ(丸葉下野)。
ウラジロヨウラク
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)。
タニウツギ
タニウツギ(谷空木)。
バイカオーレン
バイカオーレン(梅花黄蓮)。
シラネアオイ
シラネアオイ(白根葵)。
ハクサンボウフウ
ハクサンボウフウ(白山防風)。シラネニンジンとよく似ているが、葉が異なる。
ミヤマスミレ
ミヤマスミレ(深山菫)。
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ(猩々袴)。
イワカガミ
イワカガミ(岩鏡)。
雪渓を渡る
沢には雪渓が残っておりアイゼンが必要になった。
サンヨウカ
サンカヨウ(山荷葉)。
ベニバナイチゴ
ベニバナイチゴ(紅花苺)
賽の河原
賽の河原標柱。鉾立を出発してここまで1時間20分要した。
石畳の登山道
石を敷き詰められた登山道。
御浜神社
出発して1時間55分で御浜小屋に到着した。鳥海山の7合目である。収容人員50名で7月上旬から8月下旬までの開業である。
御浜神社の鐘
小屋の前に大きな鐘が設置されていた。
御田ヶ原
御浜神社から15分で御田ヶ原の分岐に到着した。
残る雪渓
多くの沢に雪渓が残っていた。
七五三掛(シメカケ)
鉾立を出て約3時間で七五三掛(シメカケ)に到着した。右に登ると外輪山コースへ、左に下がると千蛇谷コースへ行く。登りは千蛇谷コースを通り、下りに外輪山コースを通ることになった。
石の祠
七五三掛にあった石の祠。
大物忌神社
10時00分ついに大物忌神社(御室小屋)に到着した。鉾立を出発して5時間要した。御室小屋は収容人員200名の大きな山小屋で7月上旬から9月中旬まで開業している。 御浜小屋も御室小屋も大物忌(おおものいみ)神社が運営している。
頂上目指して
御室小屋からは頂上まで岩稜が続く。
連立する岩稜
林立する岩壁の間を通ってゆく。
鳥海頂上にて
御室小屋から45分要して、やっと鳥海山頂上に到着した。雨で景色は見えなかったが頂上で撮影した。標高2236mである。鉾立登山口を出発して5時間50分要した。
胎内くぐり
頂上は狭くて雨で眺望もないので早々に下山した。胎内くぐりを通って35分要して御室小屋に戻った。胎内くぐりを通ると、安産祈願となるらしい。
チョウカイフスマ
御室小屋の周辺でチョウカイフスマ(鳥海衾)を見つけた。鳥海山固有種である。
ハクサンイチゲ
帰路は外輪山コースを通ったが景色は何も見えなかった。ハクサンイチゲ(白山一華)が美しかった。
鳥海湖
御浜小屋に近づくと、雨が小降りとなり、鳥海湖が見えた。カルデラ湖である。
キスミレ
オオバキスミレ(大葉黄菫)。
御浜小屋
御浜小屋に14時30分に着いた。御室小屋から2時間45分要した。
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ深山金梅)。
カラマツソウ
カラマツソウ(唐松草)。
チョウカイアザミ
チョウカイアザミ(鳥海薊)。鳥海山固有種である。
舞鶴草
マイズルソウ(舞鶴草)。
シロバナニガナ
シロバナクモマニナガ(白花雲間苦菜)。
ニガナ
クモマニガナ(雲間苦菜)。
鉾立到着
16時15分鉾立登山口に到着した。鳥海山往復に11時間15分費やした。その後、次の月山を目指して休暇村「羽黒」に向けバスで移動した。「羽黒」に着いたのは18時20分であった。雨の中厳しい登山であった。