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大平山荘からバスで15分程で鉾立駐車場に到着した。鳥海山の五合目に当たり、ここには鉾立山荘とビジターセンター(売店と食堂)、公衆トイレがある。。
鳥海山への登山コースは、この象潟口コースの他に湯の台コース、矢島口コースなどがある。鳥海山は山形県と秋田県に跨る標高2236mの活火山で、美しい山容から出羽富士とも呼ばれる活火山である。
天気はあいにくの雨である。
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準備体操を終えて、5時00分に出発した。登山道は石が敷き詰められた穏やかな道である。
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出発してすぐにTDKの厚生施設である東雲荘があった。 |
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登山道から振り返ると鉾立駐車場が見えた。
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白糸の滝が見えた。
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ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)。
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ゴゼンタチバナ(御前橘)。
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石畳の階段で登山道はよく整備されている。
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オトギリソウ(弟切草)。
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マルバシモツケ(丸葉下野)。
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ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)。
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タニウツギ(谷空木)。
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バイカオーレン(梅花黄蓮)。
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シラネアオイ(白根葵)。
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ハクサンボウフウ(白山防風)。シラネニンジンとよく似ているが、葉が異なる。
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ミヤマスミレ(深山菫)。
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ショウジョウバカマ(猩々袴)。
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イワカガミ(岩鏡)。
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沢には雪渓が残っておりアイゼンが必要になった。
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サンカヨウ(山荷葉)。
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ベニバナイチゴ(紅花苺)
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賽の河原標柱。鉾立を出発してここまで1時間20分要した。
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石を敷き詰められた登山道。
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出発して1時間55分で御浜小屋に到着した。鳥海山の7合目である。収容人員50名で7月上旬から8月下旬までの開業である。
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小屋の前に大きな鐘が設置されていた。
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御浜神社から15分で御田ヶ原の分岐に到着した。
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多くの沢に雪渓が残っていた。
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鉾立を出て約3時間で七五三掛(シメカケ)に到着した。右に登ると外輪山コースへ、左に下がると千蛇谷コースへ行く。登りは千蛇谷コースを通り、下りに外輪山コースを通ることになった。
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七五三掛にあった石の祠。
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10時00分ついに大物忌神社(御室小屋)に到着した。鉾立を出発して5時間要した。御室小屋は収容人員200名の大きな山小屋で7月上旬から9月中旬まで開業している。
御浜小屋も御室小屋も大物忌(おおものいみ)神社が運営している。
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御室小屋からは頂上まで岩稜が続く。
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林立する岩壁の間を通ってゆく。
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御室小屋から45分要して、やっと鳥海山頂上に到着した。雨で景色は見えなかったが頂上で撮影した。標高2236mである。鉾立登山口を出発して5時間50分要した。 |
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頂上は狭くて雨で眺望もないので早々に下山した。胎内くぐりを通って35分要して御室小屋に戻った。胎内くぐりを通ると、安産祈願となるらしい。 |
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御室小屋の周辺でチョウカイフスマ(鳥海衾)を見つけた。鳥海山固有種である。 |
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帰路は外輪山コースを通ったが景色は何も見えなかった。ハクサンイチゲ(白山一華)が美しかった。 |
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御浜小屋に近づくと、雨が小降りとなり、鳥海湖が見えた。カルデラ湖である。 |
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オオバキスミレ(大葉黄菫)。
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御浜小屋に14時30分に着いた。御室小屋から2時間45分要した。
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ミヤマキンバイ深山金梅)。
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カラマツソウ(唐松草)。
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チョウカイアザミ(鳥海薊)。鳥海山固有種である。
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マイズルソウ(舞鶴草)。
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シロバナクモマニナガ(白花雲間苦菜)。
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クモマニガナ(雲間苦菜)。
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16時15分鉾立登山口に到着した。鳥海山往復に11時間15分費やした。その後、次の月山を目指して休暇村「羽黒」に向けバスで移動した。「羽黒」に着いたのは18時20分であった。雨の中厳しい登山であった。
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