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野沢温泉を6時30分にお宿 池分のマイクロバスで送ってもらい、8時00分小赤沢登山口に到着した。ここは日本秘境100選の一つ秋山郷の栄村である。
道中の道は狭くて、大阪からの中型バスでは乗り入れできない。しかし、小赤沢三合目駐車場は広くて、収容台数90台である。トイレも設置されている。
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駐車場からは鳥甲山が見えた。日本二百名山で標高2038m。 |
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駐車場を出ると小赤沢三合目登山口である。標高1300m。 |
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8時15分登山開始。登山道はブナの樹林帯で始まった。 苗場山との標高差は845m、 |
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登山口を出発して35分で四合目に到着した。標高1470m。標柱は合目ごとに設置されていて、その地の標高と次の合目の距離と所用時間が書いてあり分かりやすい。最近取り換えられたようで文字も鮮明である。 |
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七合目手前のクサリ場。登山者が多いようで登山道はよく整備されている。 |
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登山口を出発して2時間10分で七合目に到着した。標高1810m。さらに急登が始まり、クサリ場も多くなる。 |
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8合目を過ぎると眺望が開け苗場山頂上が見えた。 |
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8合目を過ぎて、しばらく行くと高層湿原が表れる。雪渓も残っている。正面に苗場山頂きが見える。 |
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和山分岐の木道。なだらかな湿原が続く。 |
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池塘には森の樹木が映し出されている。 |
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11時20分九合目坪場に到着した。登山口を出発して3時間05分。標高2000m。 |
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9合目坪場。高層湿原が広がっていて、無数の池塘がある。 |
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9合目坪場の湿原を回り込むように進んで、樹林帯をしばらく進むと山頂方向に向かう。 |
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頂上手前の雪渓。その向こうには広大な湿原が続いている。 |
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頂上近くに大平晨氏のレリーフ。苗場山の登山振興に尽力された人。 |
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頂上に建つ苗場山自然体験センター。定員92.名の苗場山頂唯一の宿泊施設。苗場山頂ヒュッテが1998年に全面改装され、
自然体験センターになった。浄化槽による水洗トイレや、太陽光発電システムを取り入れて、周囲の自然環境に配慮している。栄村営である。 |
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12時05分苗場山頂上に到着した。小赤沢登山口を出発して3時間50分要した。 |
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頂上周辺は残雪が多くあった。 |
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頂上の景色。周囲10kmに及ぶ高層湿原である。 |
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高層湿原には、多くの池塘がある。 |
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頂上で景色を堪能して祓川コースを新潟側に下山する。苗場山頂上はマウンテンテーブルのようになっている。 |
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苗場山頂からは急な下りとなる。 |
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頂上から15分で雲尾坂に着いた。急峻な下りである。 |
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振り返ると今下ってきた雲尾坂が見えた。 |
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頂上から1時間30分で神楽が峰に到着した。標高2030m。 |
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祓川コースを下るのであるが、登りもある。股スリ岩を登ってゆく。 |
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14時10分上之芝に到着した。その周りは樹木はなく笹に覆われ休憩所になっている。 |
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上之芝から1時間で下の芝に到着した。ここも樹木はなく笹で覆われていて、休憩所になっている。標高1703m。 |
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16時00分神楽スキー場に降りてきた。頂上から3時間45分。小赤沢登山口を出発して7時間45分要した。標高1380m。 |
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神楽スキー場にある和田小屋は苗場山祓川登山ルートの五合目にあり、登山のベースキャンプである。冬はスキーでにぎわうが、
夏は登山の他、渓流釣りや星空観察、バードウオッチングまどいろいろな楽しみ方で訪れる人は多い。バスはここまで入れなくて、駐車場まで20分歩く必要がある。 |
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神楽スキー場駐車場に16時40分に到着した。そこから50分で湯沢ランドホテルに着いた。本日はここで宿泊し、翌日8時30分大阪に向け出発した。
大阪に到着したのは18時00分であった。
今回の山旅は雨具を使うことなく、天気に恵まれた。花の百名山だけあって、多くの花と出会えた満足のいく山旅であった。 |
苗場山登山で見た花々 |
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ギンリョウソウ(銀竜草) |
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イワカガミ(岩鏡) |
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ヤマトユキザサ(大和雪笹) |
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ミツバオーレン(三葉黄蓮) |
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ムラサキヤシオ(紫八汐) |
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サンカヨウ(山荷葉) |
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マイズルソウ(舞鶴草) |
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キヌガサソウ(衣笠草) |
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シラネアオイ(白根葵) |
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エンレイソウ(延齢草) |
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ショウジョウバカマ(猩々袴) |
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イワカガミの群生で白色のイワカガミが咲いていた。 |
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マムシグサ(蝮草)。秋には真っ赤な実がトウモロコシのようになる。 |
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チングルマ(稚児車) |
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イワイチョウ(岩銀杏) |
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ヒメシャクナゲ(姫石楠花) |
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ワタスゲ(綿菅) |
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タテヤマリンドウ(立山竜胆) |
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チングルマの群生 |
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ハクサンチドリ(白山千鳥) |
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ミヤマカラマツソウ(深山落葉松草) |
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ベニサラサドウダン(紅更紗灯台) |
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ツガザクラ(栂桜) |
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ミズバショウ(水芭蕉) |
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オノエラン(尾上蘭) |
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オオバキスミレ(大葉黄菫) |
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モミジカラマツソウ(紅葉落葉松草)
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ミヤマオダマキ(深山苧環) |
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ミネウスユキソウ(峰薄雪草) |
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ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) |
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サラサドウダン(更紗灯台) |