白峰三山登山

(1998年8月)

1998年8月3日大阪を列車で甲府まで行き、甲府交通のバスに乗って広河原に向かった。メンバーは職場の同僚3人である。今年は、今までいったことのない南アルプスを登山しようということで北岳を選んだ。 南アルプスはアプローチが長い山が多い。甲府から広河原までの山梨交通のバスはすばらしい秘境に踏み込んだ感があった。道路は1車線で長いトンネルで対向車に出会ったときはどうするのか心配になる。 夜叉神峠を通って2時間10分ほどでやっと広河原に到着した。午後4時過ぎであるが、山の麓でもあり、夕方の景色であった。
 
  地図

1日目(8月3日)

 広河原
甲府から延々2時間10分ついに広川原に到着した。バスターミナルから野呂川に架かる吊り橋を渡って広川原山荘まで歩く。

2日目(8月4日)

広川原山荘
広川原山荘は野呂川と大樺沢合流点にあり村営で設備も食事も良い。収容人員80名、テント場もあり100張り可能。標高1520mにあり、北岳までの標高差は約1700mである。
大樺沢雪渓
広川原から大樺沢の頭に北岳バットレスが豪快に落ちており、雪渓が残っています。歩いていても涼しく気持ちが良い。
八本歯コル
八本歯のコルといい池山吊尾根と北岳との分岐点です。北岳への登りはガレ場である。北岳頂上まであと1時間余り。
北岳山荘分岐
北岳山荘分岐点。北岳頂上まであと30分。
北岳山頂
ついに北岳頂上に到着。海抜3192mで富士山に次いで第2位の高さです。広川原山荘から約5時間30分かかりました。本日の目標はこれで達成した。後は小屋を目指すだけ。
北岳山荘
北岳頂上から30分で北岳山荘に到着。海抜2900mにあり、収容人員150人。夏山シーズン中は昭和大学による診療所が開設されている。
キャンプ場
北岳山荘の前にはキャンプ場がある。テント80張り可能。
北岳
北岳山荘前からの北岳の雄姿。

3日目(8月5日)

間ノ岳・農鳥岳
北岳山荘を6時に出発。南アルプスの雄大な景色を堪能しながら、間ノ岳まで約2.5kmの標高3000mの尾根歩きである。
中白根岳
北岳と間ノ岳の中間にある中白根岳(3055m)頂上。
間ノ岳頂上
日本で4番目に高い間ノ岳(3189m)頂上に到着。北岳山荘から約1時間40分かかりました。
雷鳥
農鳥小屋までの道中で雷鳥に出会いました。はい松の中から石の上に登ってきて我々を歓迎してくれました。夏の雷鳥は褐色でした。
農鳥小屋
間ノ岳から下って1時間で農鳥小屋に到着した。標高2800m収容人員120名。テント場もあり、50張り可能。ここはトイレ休憩のみ。
農鳥岳山頂
農鳥小屋から1時間30分で農鳥岳(3026m)の頂上に到着。
雷鳥
農鳥岳から40分で大門沢下降点に到着。計画では大門沢小屋に宿泊予定であったが、温泉に早く入りたいということで奈良田温泉まで行くことになった。
大門沢分岐
大門沢下降点から大門沢小屋までは急斜面で2時間30分。、そこから緩斜面で八丁坂、 広河内ムジナ坂を通って 3つの吊り橋を渡って2時間30分。大門沢下降点から合計5時間で第一発電所に到着した。さらに、そこから40分で目的の奈良田温泉に至る。 北岳山荘を出て10時間30分、奈良田温泉の標高が830m、本日の最高点、西農鳥岳の標高3050mだから1日行程の標高差2220mの強行行程であった。温泉で疲れをとろう。
北岳で出会った花たち
オンタデ
オンタデ
タカネシオガマ
タカネシオガマ
チシマキキョウ
チシマキキョウ
キタダケトリカブト
キタダケトリカブト
ミソガワソウ
ミソガワソウ
ミヤマタンポポ
ミヤマタンポポ
ヤママンネングサ
ヤママンネングサ
【宿泊先】
8/3 広川原山荘     連絡先090-2677-0828
8/4 北岳山荘      連絡先090-4529-4947
8/5 奈良田温泉白根館  連絡先0556-48-2711