日光白根山・男体山
(2017年10月)
今回はパステルツアーに参加した。夜行バスで日光へ行き、翌日に日光白根山に登り、さらに次の日に男体山に登る予定です。 心配なのは台風21号の動きです。九州に接近中です。雨は覚悟していますが、風が強いと登山中止になってしまいます。




日光白根山登山地図

男体山登山地図
 

10月21日(土)

菅沼駐車場
大阪を21:00出発して、名神・中央・長野・上信越・関越自動車道を乗り継いで 赤城高原SAで朝食と登山の準備をした。その後沼田ICで下り、菅沼駐車場に着いたのは翌日の7:00であった。菅沼茶屋には観光客用の駐車場とトイレがある。登山者用には登山口横に有料駐車場(1000円/日)がある。駐車スペースは約70台。台風の影響で登山者はほとんどいない。
白根山登山口
登山口は駐車場のすぐ近くにある。標高1735m。7時10分登山開始。天気は雨。
平原
登山の最初は湿地帯であった。
柳の林
柳の木は葉を落としびっしりと生えていた。
雑木林
やがて雑木林となって登山道は登りとなった。
急騰の登山道
登山道は急騰になった。
弥陀が池標柱
9:20弥陀が池に到着した。菅沼登山口から2.7kmで2時間10分要した。
弥陀が池と木道
弥陀が池に沿って木道が設置されている。
霞む頂上
弥陀が池から溶岩ドームの頂上を見るが雨で霞んでいた。
岩場の登山道1
弥陀が池からの登山道は直接頂上を目指すのと五色沼を経て登るコースがある。今回は直接登るコースをとった。登山道は巨岩の間を通る急登となった。
岩場の登山道2
雨の降る中、巨岩の間を登山道が続く。
コケモモ
コケモモの実がなっていた。
巨岩の登山道 
巨岩の間を縫って登る。頂上に行くのに一旦下る。
頂上まであと僅か
頂上まであと僅かである。日光白根山の山体は成層火山であるが、最高峰の奥白根は安山岩のみからなる溶岩円頂丘である。国内ではこれより北や東に日光白根山より高い山はない。
頂上にて
10時45分ついに頂上に到着した。登山口から3時間35分要した。標高2578m。雨で展望はきかない。
頂上の祠
頂上には祠がある。奥白根神社で御祭神は大己貴命である。大国主の別称。
避難小屋
雨がきついので早々に五色沼方面を目指してザラ場を下山した。約1時間で五色沼避難小屋に到着した。
五色沼標柱
避難小屋から15分で五色沼に到着した。五色沼は奥白根山と前白根山の間の浸食された窪地にある堰止湖である。標高2175m。最大水深は5m。
五色沼2
天気が良ければ、登山道から見下ろすと五色沼の水面は名前の通り五色に変化するそうである。
弥陀が池に還る
五色沼から35分で弥陀が池に帰ってきた。
登山口に戻る
弥陀が池から1時間40分歩いて、14:30に登山口に到着した。雨の中の7時間20分の登山であった。そのままバスで奥日光高原ホテルに向かった。

10月22日(日)

男体山シルエット
奥日光高原ホテルを7時45分に出発して二荒山神社に8:時40分に到着した。男体山が見えるはずであるが霞みがかかって見えない。
二荒山神社
登山口は二荒山神社の中にある。入山料として500円を支払うと二荒山神社のお守りがもらえる。
さざれ石
境内にさざれ石があった。石灰岩の表面が雨で溶けた時に小石がくっつき、徐々に大きくなったものをさざれ石という。子持ち石ともいい、子授け、子孫繁栄をかなえる石として親しまれている。
男体山登山開始
8時40分に登山開始。二荒山神社の石段を登ってゆく。
一合目標識
二荒山神社から10分程で一合目に着いた。登山道はよく整備されており合目を示す驚くほど立派な石の標識があった。
登山道のブナ林
登山道は美しいブナ林と笹原で始まった。
鹿害防止柵
鹿からの食害を防ぐため柵を設けていた。
三合目標識
三合目から四合目までは林道となっていた。つづら折れの林道にはショートカットする道が数か所あった。
四合目避難小屋
9時50分四合目に到着した。小さな避難小屋があった。林道はここで終わる。
四合目鳥居
四合目から林道を外れて登山道となった。鳥居が設けられていた。
五合目標識
10時:25分五合目に到着した。
六合目標識
六合目標識
石ころの登山道
七合目まではきつい登り

七合目標識
七合目標識
七合目鳥居
七合目鳥居
八合目標識
八合目標識
平坦な登山道
八合目から頂上までは道幅の広い緩やかな登りの登山道となった。
九合目標識
12時10分九合目に到着した。
丸太の階段
登山道は丸太の階段になった。
頂上三角点
12時35分頂上に到着した。頂上の三角点。
頂上にて
頂上の神剣の前で撮影。神剣は130年間の風雪に耐えてきたが、2012年3月に折れてしまった。今の新しい剣は2012年10月にステンレス鋼でクロムメッキ製のものが復活した。
頂上掲示板
奥の溶岩ドームが最高点。頂上の掲示板
二荒山大神像
二荒山大神像の前で撮影。雨が激しいので早々に頂上を後にした。
下山中の紅葉1
下山途中の美しい紅葉。
アザミ
四合目でアザミがまだ咲いていた。
竜の像
二荒山神社の龍の像。
二荒山帰還
15時30分二荒山神社に帰ってきた。7時間45分の登山であった。台風21号の影響で白根山、男体山の両方とも雨天の登山となったが、何とか登れてよかった。風が強くなって途中で登山中止になってもおかしくない天候であった。この後、華厳の滝を見学しホテルに戻った。翌日は日光の観光地、湯滝、戦場ヶ原散策、龍頭の滝、吹割の滝見学を計画していたが、すべて中止となり花咲温泉で温泉に入り昼食をとって帰阪した。
【連絡先】
 奥日光高原ホテル      TEL0288-62-2121